こんにちは
今日は太田愛さんの「幻夏」読みましたので感想を投稿していきます。
「幻夏」といえば、「犯罪者」の続編で、「犯罪者」で活躍した3人の男が相変わらずな感じで活躍します。
読んでない方は是非「犯罪者」から読んでみてはいかがでしょうか。
まあ話を戻して、、、
今回は、相馬の幼馴染で23年前に失踪した尚の捜索依頼が、鑓水に依頼されるところから始まります。
まあ序盤は、23年前の失踪した人物を見つけるなんてもはや不可能だというような雰囲気ながらも高額な前金をもらってしまったから調査せざる得ず。
修司がそれに駆り出されます。修司は今、鑓水の興信所で助手をしています。
そんで調べていくうちに尚の身近に起きた不幸の連鎖に気付いてしまいます。
連鎖の一番最初は、尚の父親が刑事の取り調べに屈し、無実の罪を自供してしまうところからです。
母親の手一つで育てられた尚と弟の拓。
父親がいなかったからか、尚は周りのどの子供より責任感があり、拓にとって優しいお兄さんでした。
そんな尚と拓、そして相馬。
その3人で友達になり、幼い時によく遊んでいました。
そんなある日、尚の突然の失踪が起きます。
尚が失踪した理由は、ここでは多くは語れませんが
尚はその責任感ある性格と弟想いの兄であったことからすべてを背負い失踪します。
失踪の理由に気付いた家族の失意と後悔。
その気持ちから、壊れてしまった尚の家族。
冤罪ってえぐいですね。
刑事も取り調べって、相手を犯人だと思ってやるらしいので容赦がないようです。
組織の威信とか、そんなのがよく言われていますが。
間違いは間違いでしょうが。それを認めるのがそんなにも難しいものなんでしょうか。
まあ、実際認めないし、難しいことなんでしょうね。
今は、SNSである個人や組織を裁きたがる族がうようよいますから。
アドラー心理学で言われていた一説ですが、「裁判官の立場を放棄せよ」そんなやからにアドラーを知ってほしい。
一般市民がそこまで騒ぎ立てるのはどうなんでしょうかと思ってしまう。今日この頃。。。
正直、自分も含めてですが、すべて人間がすることなのでどれが正しいのかなんて無いと私は思っています。
倫理と心理は矛盾していますし、人間ってその矛盾を持っている生き物ですからね。
だから、時には法を犯してでもやらなければならないこともあるのかもしれませんね。
まあメディアでよく報道されているものが、それであるか定かではありませんが、
何はともあれ、やはり自分の意思というものが必要だと考えます。
周囲の騒ぎに惑わされず、自分の考えを貫く意思。
そして、それを判断する知恵が人間には必要なんでしょうね。
これは個人的な見解です。
これも人間がほざいていることなんで正解なんてのは、自分で見つけるべきでしょう。
それが他人にとって、不正解であるかは知ったことではありません。
自分がしたことは正しかったただそう思えればいいのだと思います。
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和泉。