こんばんわ。
久しぶりにブログ更新しました。
それだけ染井為人さんの「正体」が良かったので投稿していきます。
この小説のざっくりした内容は
逃亡した死刑囚が自分の無罪を証明するために証人を探す物語なのですが、
その逃亡の旅路で出会う人たちが、死刑囚の鏑木慶一の人間性に感化され、
鏑木慶一は死刑囚ではない(冤罪である)と考え始めます。
そんな鏑木慶一は物語の最後で射殺されてしまうのですが、、、
でも、彼の名誉を守るため、逃亡の旅路で出会った仲間たちが彼の名誉を守るために
最後活躍する様は感動しました。
彼らはかつて自分を追い込んだ署名運動、Youtubeの影響力及び今まで培ったライターの力を利用し、
社会に訴え、世論を変え彼が無実であることを司法に認めさせる快挙を成し遂げます。
この作品は、司法に対する問題提起に加えて、
SNSやその他の社会に対する影響力のある行動に対しての使い方について述べている気がしました。
人を潰すこともできるが、人を救うこともできる。
そんなことを訴えている気がしました。
小説は分厚いですが、終始面白いですので、
お時間がある方はぜひ読んでみて下さい。
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和泉
