おはようございます。
今日は人はなぜ「いじめ」をしてしまうのかについてある本を参考に自分の見解を書いていこうと思います。
今回参考にさせていただく本は、中野信子さんの「ヒトは「いじめ」をやめられない」という本です。
ざっくり言うと人の「いじめ」とその際に体内から出されるホルモンの関係性について書かれています。
まず、いじめとはなんなのかというとある集団に属した人間をターゲットにして、無視、暴言あるいは暴力を用いてそのターゲットを集中的に攻撃することだと思われます。
まず、そのターゲットになってしまう人とはどんな人なのでしょうか?
それはこの本の中で「フリーライダー」というような表現をされています。
「フリーライダー」とはどんな人間かというと、その集団に属しているのに集団に対して貢献せず、集団に属する利益だけを得ている人間のことです。
集団内でそんな人間を野放しにしてしまうと、同じことをする人間が増えていき、最後にはその集団の壊滅に繋がってしまいます。
ですから、集団を守るために行う行動。それが「いじめ」の根源です。
ですが、近年の「いじめ」というのは、そんな集団の維持とか、そんなことを目的に行われているのでしょうか?
小学校や中学校、はたまた会社でも「いじめ」を苦に命を絶ってしまう人が近年見受けられます。
なぜそんなことが起きてしまうのでしょうか?
それを説明するのが、ホルモンの分泌と関係しているのです。
まず、「いじめ」をするメリットについて考えます。
「いじめ」は、組織を維持するのに必要な行動のため、その集団で特定のターゲットに対していじめを行うとき、あるホルモンが分泌されます。
それがドーパミンです。ドーパミンが分泌されることによって人間は快感を感じます。
その快感を求め、人間は「いじめ」をしてしまうのです。
そして、「いじめ」を行うデメリットについて考えてみます。
まず、特定のターゲットに対して攻撃をするということは、「復讐(リベンジ)」のリスクを負う行動になります。
そのため、近年、SNSなど匿名のリベンジが行うことが難しい形態のネットいじめやそもそも体が生まれつき弱く「復讐(リベンジ)」することが難しい人がその対象になってしまうわけです。
なので、近年の「いじめ」というのは自分の欲のために行われ、尚且つ、「復讐(リベンジ)」の恐れのない環境で行われていることが多いです。
もし、ターゲットになってしまった方がいましたら、どうすればいいのかわからないですよね?
まず、「いじめ」のターゲットになってしまった場合、どうするのが有効な手段かというと私のおすすめとしては、その集団から離れることです。
そして、新しい環境で健全に生活していきましょう。
さらに追加で言わせていただくと、新しく所属した集団でも自分が「いじめ」のターゲットになってしまった場合は、自分自身に問題がある場合が考えられます。
そのような状況に陥ってしまい、引きこもりの生活をしてしまっている人がもしこれを読まれているなら、自分自身を見つめなおしましょう。
相手を変えるのは、その人がいままで生きてきて、選んできた選択が存在し、何を訴えたところで変わる可能性は低いです。
しかし、自分自身が変わることは、自分が選べさえすればすぐに実行できます。
この本を読んで、「いじめ」を根絶することの難しさに気づかされました。
小学生や中学生は自分を抑制する器官である前頭葉が発達しておらず、理性をもって抑制するというのができない体であるということ。
だから、「少年法」というものが作られているのかもしれません。
しかし、少年に限らず「いじめ」は実際存在しています。
もし「いじめ」の被害にあったら、相手が何を目的にしているのか考えてみましょう。
自分の快感のためか、組織の維持のためか、この二つの目的を見分けることが「いじめ」の被害にあった時の重要なファクターなのかもしれません。
ただ、「いじめ」を積極的にする人間は組織の中でそれだけで過度に目立ち、自分が「いじめ」の対象となるリスクを抱えている行動だということを「いじめ」をする側も理解しておいた方が良い気がします。
まあ、結論はどうすることもできません。なぜなら「いじめ」をする人は自分の決定の下に「いじめ」をするわけです。
「いじめ」をする人を変えることは、難しいのでやはり受け身になってしまうわけです。
なので、自分が新たに行動することで道は開けると思います。
そして、自分の快楽のために「いじめ」をしてしまう人は、自分の家庭環境やプライベートに不満を抱えている可能性が高いです。
上記のような「いじめ」は自分の低俗な行動を周りに知らしめる行動にもなってしまいます。
どうか「いじめ」のような形態で鬱憤を晴らすのではなく、根源にある問題の解決に目を向けてみてください。
私が言えることはそれだけです。
読んでくださった方、ありがとうございました。
下記はAmazonのリンクです。
https://amzn.to/3wdfIgU
和泉。