ご無沙汰しています。
読書はずっと続けていたのですが、あまり心に残るような本には最近会えていなく。
久しぶりに面白かったミステリーの相沢 沙呼さんの「medium 霊媒探偵城塚翡翠」の感想を書いていこうと思います。
※このブログは小説本編の重大なネタバレとなります。読了後に読まれることをお勧めいたします。
霊媒とは、死んだ魂を体に宿し、宿した魂と話させることができる者のことを言うらしいです。
始まりは、作家の香月史郎に倉持結花が最近変な夢を見る。なので霊媒に相談しに行くから、一緒に来てほしいと相談を受け、霊媒の城塚翡翠に会いに行くところから始まります。
城塚翡翠は、ミステリアスな雰囲気をはなっており、結花と香月の職業を見事言い当て霊媒としての能力を見せつけます。
そんな霊媒の城塚翡翠が、結花の今後、周りで起こることに注視していてほしいと香月に進言します。
そして、泣き女の夢を見るという結花の家を実地確認するという約束をし、別れます。
実地確認の当日、翡翠の印象はがらりと変わります。
翡翠は、霊媒としての信用を得るために、雰囲気を出していますが、実はドジな年齢相応の女の子としての表情を出し、ここがまた魅力であり、伏線でもあり、興味深いところでもあるのですが、、、
結花の家に着いたとき、結花はすでに亡くなっていました。
香月は、作家でありながら、警察に捜査協力依頼をされるような作家であり、大学の後輩であった結花の捜査情報を聞き、翡翠もまた霊媒の力で危険を予知していながらそれを結花に伝えなかったことを後悔しており、霊媒としての能力を捜査に役立ててほしいと香月に申し出ます。
霊媒としての能力を使い、結花の霊をその身に宿した時の発言は本当にリアルで本人が話しているかのようでした。
そんで、その手掛かりから事件を解決します。
そんなこんなを数回繰り返し、二人はバディーのようになっていきますが、、、。
最終話でまさかのどんでん返し。
物語当初から発生している美女連続殺人事件の犯人が香月であり、翡翠を誘拐。
そして殺害しようとします。
ここら辺は本当にえっという感じでした。
そしてそこからのさらなるどんでん返しが翡翠でした。
彼女は霊媒などではなく、超絶に頭の回転が速い高性能探偵で、香月と行動していたのは、捜査の一環だったというまさかまさかの大どんでん返し。
まさに圧巻の騙されました(2段階)のミステリーでした。
これは作家さん本当にすごい、このブログはできれば読了後の方に読んでほしく。
読む前に読んでしまった方、本当に申し訳ありません。
そのぐらいの衝撃でした。
今後も面白い本を読んだ際は感想投稿していこうと思いますので、
読んでくださった方よろしくお願いいたします。
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和泉。