こんばんは
今日は宮下奈緒さんの「羊と鋼の森」を読みましたので感想を投稿していこうと思います。
まず、どんな話であったかというと「調律師」の話でした。
「調律師」とはピアノの音を調律する人達のことです。
なかなか日常で関わることのない仕事なのでどんなことをするのかわからないかもしれませんが、
そんな彼らの日常というか仕事が描かれています。
この本を読んで感じたことは、別の作家さんの作品になってしまいますが、
恩田陸さんの作品である「蜜蜂と遠雷」、天才ピアニストたちの話ですが、
その天才の一人である「風間塵」がどのような感覚でオーケストラの配置やピアノの位置等を変えていたのか何となくわかる感じがしました。
ようは、風間塵がやっていたことを仕事にしている人たちです。
でも、調律師の仕事はそれだけではありません。
学校のピアノの調律や家庭のピアノの調律であったりさまざまで、コンサートで調律ができる調律師なんてほんの一握りなんです。
ピアノの音は、環境によって著しく変化します。
その環境でピアノがもっともいい音、ピアノを弾く人が求める音に調律するのが調律師の仕事です。
同じ高さの音でも温かみのある音や深い音等さまざまあるようで奥が深い世界であるのだと思いました。
自分はこういう音楽とかは全然わからないので、実際に聞いてわかるかどうかわかりませんが、
一流の人は、きっと違いも分かんるんでしょう。
この小説、非常に文章が読みやすかったです。
話もすらすら頭に入ってきます。
よかったところは、調律師の仕事の奥深さが感じられるところです。
ピアニストは、調律師がいるからこそピアノを弾けるように、調律師もピアニストがいるから調律ができるのだと。
表と裏なのかもしれませんが、どちらも重要な仕事であると感じました。
久々にすらすら読める小説だったのでお勧めです。
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和泉。